鴻巣市日中友好協会のホームページ開設あたり一言ごあいさつを申し述べます。
私は今年3月いきがい大学伊奈学園卒業を期に過去6年間所属してきた(特)さいたま日中友好協会が目指す日中友好交流事業を地域活動として展開したいと考えました。
県単位で行っている中国植樹事業、留学生派遣事業は、もとより大事な事業ですが、私としては、もっと身近な市民だれでもが参加できる日常的な諸活動が日中交流の民間活動としてはより重要なものと考えています。現在、埼玉県には県組織としての(特)日本中国友好協会の他、さいたま市、川口市など16市に市単位の協会がありますが、圏央地区の鴻巣、北本、桶川には設立されていません。鴻巣市、北本市で中国語教室教師を務める中国人2名と親友の松坂さんの4名が発起人となり会立ち上げの準備をして来ました。会則案作成し、会員は公募せず中国語クラブ会員など知り合いに声かけだけで会員を募ることとし総勢15名の参加をもって、5月29日設立総会の開催に漕ぎ着けました。
会員編成にあたって私は二つのことに留意しました。一つは日中友好交流を目的にするからには相当数の中国の人に入会してもらい日中両国人が目的意識を共有できる会にしたい。二つには、出来るだけ若い世代の人たちが中心になる会にしたい。日中友好活動は長い年月を要する根気のいる仕事です。結果として中国語教室の紅(ホン)さん、楊(ヤン)さん、太極拳の夏(シャー)さん、更に環境科学国際センターの研究員の王さんの4人の中国人に入会してもらうことが出来ました。11名の日本人会員も副会長の松坂さんをはじめ現役世代の人たちが中心となる会員編成が出来ました。
これからは会則にも謳った「中国を知り、中国に親しむ」をキーワードに日中友好促進のための地域活動を楽しく進めて行くつもりですので会員の皆さんの積極的な参加、ご協力を宜しくお願い致します。
最後に会員の皆さんご家族の皆さんのご健勝を祈念するとともに、私としても本会の今後の発展のため最大限の尽力を致す所存です。
平成23年9月28日
鴻巣市日中友好協会 会長 臼田 誠躬
埼玉県議会 日中政治経済推進議員連盟
議員連盟の視察訪問団の一員として、わが県の友好州省の一つ中国山西省を訪ねた。知事・議長の親書を携えての訪問である。
山西大学、省政府、省人民代表会議などを表敬訪問した。中でも一番印象的だったのは、山西大学日本語学科4年生の皆さんとの意見交換会だ。非常に勉強熱心で、日本語での通常会話はほとんどの学生ができるようである。
会の中で、「埼玉県では、今後県立大学に留学生を受け入れる考えで県・省間の調整中である。」との訪問団長の話に、学生たちは色めき立ち質問の嵐という展開になった。後で日本からの留学生に話を聞くと、「日系企業と現地企業の大卒初任給の差は3倍ほどの開きがあり、日本語の勉強を続け日系企業への就職を熱望している学生が多い。」という実態を教えてもらった。
13億の民の中、「豊かさを手にすることへの大変さ・真剣さ」がひしひしと伝わってきた。そして、我が国の若者たちが忘れかけている「必死さ」を見せつけられて、「これは、うかうかしていられない」と強く感じた瞬間だった。
◎2010年11月11日~13日
埼玉県上海ビジネスサポートセンター開設記念式典出席及び上海進出県内企業視察
早朝、新装なった羽田国際線ターミナルから上海虹橋空港へと飛び立った。 県議会日中政治経済推進議連の一員として訪問団に加わった。対中ビジネスの本県企業支援を目的として開設された、上海ビジネスサポートセンターの開設記念式典への出席、上海フードショーでの県産品のPRなどを目的として18名の議員が参加した。 初日のフードショーでは、小江戸ブルワリーなどの元気な県内企業の皆さんと意見交換、彼らからは、対中ビジネスを成功させようという意気込みが伝わってきた。開設記念式典前の平木場総領事らとの意見交換では、すでに中国には製造業の進出よりも、付加価値の高いサービス業などの進出こそ望ましいとの意見も耳にした。中国経済の回転の速さをここでも確認することとなった。しかし、工場視察で、5年以内にほとんどの行員さんが入れ替わると聞いた時、日本の「熟練工」のような人材は生まれにくいと直感した。 我が国は、ものつくり人材育成の力は絶対に抜けない。 |